株式会社ReFruits
福島・大熊で美味しいフルーツを作る会社です
弊社は、福島県双葉郡大熊町で、キウイを中心とする果樹の生産事業を行っています。
かつて「フルーツの香るロマンの里」と呼ばれた大熊町は、2011年東日本大震災に伴う原発事故により全町避難を経験し、100年以上にわたり町に紡がれてきた伝統の果樹栽培も、深刻な打撃を受けました。
我々は、この地に積み重ねられてきた歴史と、先端的な果樹栽培技術を組み合わせることで、この町でもう一度、人々を笑顔にする最高に美味しいフルーツを作ります。
避難指示解除から日が浅く、今はまだ原発被災地という言葉で語られることが多いこの地域ですが、この地に紡がれてきた歴史、この地で試行錯誤を繰り返してきた果樹農家たちの足跡は、近い将来、大熊が最高のフルーツ産地として再びその名を馳せることの十分な根拠です。
そのアドバンテージを生かし、かつて町の名産として多くの人に愛されたキウイの生産から事業を開始。2026年から本格的な収穫・出荷を行い、大熊が最高のフルーツ産地であることを証明していきます。
VISION
もう一度、フルーツの力でみんなを笑顔に
私達は東京電力福島第一原子力発電所が立地する、福島県大熊町から新たな挑戦を始めます。
大熊町はフルーツの生産が盛んな町として知られていましたが、2011年の震災と原発事故によりその生産は全て
ストップしました。あの日から12年、私達はかつてこの町の名産として愛されたキウイと梨の栽培・再生に取り組み、大熊のフルーツで、もう一度多くの方々を笑顔にしてみせます。
原発事故後の除染により果樹は全て抜根され、営農再開が困難になった結果、町内の大きな産業は原発・廃炉だけになりました。近年町への避難指示は徐々に解除されましたが、町に戻らない/戻れないという方が大多数を占め、誰も手を付けなくなった農地は次々にメガソーラーの用地となり、無機質な光景が広がり始めています。
この土地に紡がれてきた人の営みを引き継ぎ、持続可能な町の未来を作っていくためには、この地域の土に根ざした果樹生産に取り組み、それを自立的な強い産業として形作っていく必要があると考えています。栽培開始から収穫まで長い期間のかかる果樹産業ですが、この町と社会の未来のために、目の前の一歩目を踏み出します。